ギャラリーバウハウスLIFE 写真のある生活Ⅱ 始まりました

おはようございます。カメラで本気出す。カメラに本気出す。田中長徳カメラ塾です。

先週までギャラリーバウハウスで私の個展を開催していましたがそれに続けてLIFE 写真のある生活Ⅱ 写真展がスタートしました。世界中の著名な写真家から現役写真家まで約30名のヴィンテージプリントの展示です。中には写真の歴史に登場する著名な写真家も含まれてています。
1階と地下合わせて69点のヴィンテージプリントは見ごたえがありました。

私も4点の作品を出品しています。それが初日に売れたのでうれしかったです。

非常に豊富な作品群を見て私が強く印象に残ったのは写真と言うのは印刷物ではなくてもちろんのことオンラインでネットで見るものでもなくて本当の鑑賞の仕方というのはいってんだけ存在するオリジナルプリントを鑑賞するところにその醍醐味があるということです。

今回のギャラリーバウハウスの展示で注目されるのはそこにColor作品は言ってもないと言うことです。
全部モノクロームの作品なんですね。

にもかかわらず世界の巨匠の写真からそして現存作家の写真まで非常にカラフルな印象を受けるのが面白いことでした。言い換えればモノクロームの作品の中に微妙な色彩の違いがあってそのことがそれぞれのヴィンテージプリントの構成を決定づけるための重要な要素になっているということに気が付きました。

こういう基本的な条項は 1980年代の半ばにニューヨーク近代美術館で私は1年かけて研究してきたことなんです。とても重要なポイントなんですが日常生活にはそういう事は忘れているんです。モノクロームヴィンテージプリントの微妙な色彩の異なる違いというのが実はそのまま写真家の表現になっていると言うことなんです。

ところで私の作品は1980年頃に制作したヨーロッパのパノラマ写真なんですが当時私はオーストリアザルツブルクで写真のワークショップを教えていたのでその時に制作したプリントです。すでに40年経過しているのでヴィンテージプリントと言うわけです。今回の写真展の他の展示作家と比較してみるとどうも私のプリントはコントラストが高いと言う印象を受けました。だからそのことが私の作品の個人的な価値観としては自分でマイナスになっていると思うのですが一方でコレクターの方はそのことを評価してくれていて初日にプリントが売れたと言うのは本当に嬉しいことです。

今さら言う事でもないのですがSNSでiPhoneで写真を見ていて写真の画像を評価すると言うのは実はナンセンスなんですね。それと雑誌や写真の印刷物で写真を評価するのはその可能性の1部でしかないと言う事なんです。

写真の本当の命と言うのはどこら辺にあるのかということを来年の2月まで教えてくれる非常に戦闘的な写真展のご案内と言うわけです。

ではまた明日のカメラ塾でお目にかかりましょう。


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