写真展のオープニングと写真展のエンディングについて

写真展のオープニングと写真展のエンディングについて

神田のギャラリーバウハウスで開催された私のベトナムのハノイとディエンビエンフーの写真展が11月17日の土曜日で千秋楽となります。

ギャラリーバウハウス私が評価しているのは展示の期間が2ヶ月とか3ヶ月ときには足かけ4ヶ月と非常に長いことです。一般的なデンタルギャラリーで実際に開いているのが5日間と言うのはあるが辛いですね。

やっぱり他の美術展と同様に真面目な写真展は最低4週間はやりたいものです。日本の場合はインディーギャラリーはなかなか個人の負担が大きいからそれができないし一方でメーカーギャラリーはスケジュールを最初からカチカチに決め込んでいますからこれも難しい。

ギャラリーバウハウスが良いのはこの10年以上の間にオープニングパーティーとかクロージングパーティーをやらないことです。日本がまだ貧しかった半世紀前はオープニングパーティーで飲み食いをして日常の栄養不良を何とかしようと言うのもあったみたいです。

それで1番有名なのは碑文谷にあったギャラリーMinでここは本物のケイタリングで黒服さんがシャンペンを注いで歩くようなギャラリーでした。私も含めて同時にまだ若かった写真家連中がオープニング狙いでよくご馳走になっていました。

でもあの頃の常連だった山崎博も吉村朗もうすでに天国在住になってしまいました。

オープニングのドンチャン騒ぎと言うのはもうアウトオブファッションだと思います。それと写真集を手に取って飲み食いするというのも私はダメです。

その意味でギャラリーバウハウスはシンプルそのもので好ましいです。このギャラリーの唯一の自慢は私が長年住んだウィーンと同じ銀色のお盆にエスプレッソを乗せて出してくれることです。
そのエスプレッソを味わいながら私は自分で撮った写真などを見ていると自分はまだ20歳代でオーストリアのウィーンにいるのではないかと言う錯覚がもたらされてこれはなかなかよろしい。
ギャラリーバウハウスのメインの展示室はB1です。私が行きつけの1683年にできたカフェバーも地下にあります。だからギャラリーバウハウスでそのまま階段を登りきると目の前には1970年代のwinの街が広がっているわけです。

さて飲み食いを排除ところのオープニングとエンディングですが私個人的には自分の個展の最後の日というのが意外と好きなんです。

どれだけ売れたとかそういう問題ではなくて自分が通過した時間が確実に写真展で表現されていてしかもそれは一時的なものだから今日を最後に存在しなくなるというところに1種の不思議な感慨があります。

それで11月17日午後3時ごろからギャラリークローズの午後7時ごろまで私はギャラリーバウハウスにいます。御用とお急ぎでない方はお話をしに来てください。


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