いわゆるレンズのボケ味について

いわゆるレンズのボケ味について

アマチュアの方からこんな質問がきました。

長徳先生は

ボケ味を ぼけみ OR ぼけあじ

どちら読みされてますか?

と言うのです。業界長いですがBoke azi ずっと読んできました。今の時代では別の言い方もあるんですねとちょっとびっくりしました。それ以上に私がびっくりしたのはボケ味と言う言葉を私はポジティブに使う事は全くなくてネガティブに使っていると言うことなんです。
メカライターさんはレンズのボケ味がどうのこうのと言うので文字数を稼いでいるようですが私のこの言葉の用法はただ1つです。すなわち

本物の写真家でレンズのボケ味を語った人間は1人もいない

と言うことです。

この言葉を裏側から透かして見るのならば1,000,000円する高いレンズを手にしているレンズ人類は写真表現からは最初から無関係であると言う事なんですね。
ほらほらそこで新しい端バールを磨いているあなた。
あなたのことを言っているのではありませんよ。
あなたの場合は写真ではなく写真機をを楽しみにいる人ですからどんなに高いレンズを手になさってもいいんです。

私が問題にしているのはニューヨーク近代美術館で膨大なオリジナルプリント
それと資料調査の中でレンズのボケ味について語った人は皆無であると言うことなんです。

もしもあなたが自分を少しでも大きく見せようとするならばこのレンズは絞りの羽の枚数が多いのでボケ味が綺麗だなんて言うのは損だと言うことです。誰が聞いてもあーあれはメカニズム記事からの受け売りだなとわかってしまいますから

それからもう一つ戦前のカールツアイスのSonnarレンズのボケを親の敵のように批判する人も嫌ですね。
嫌なら使わなければいいだけの話でこういうのは現代のレンズ設計者のご苦労を踏みにじっています。

ではまた明日のカメラ塾でお目にかかりましょう。

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